ブログをご覧の皆様こんばんは。
本日特養職員数名で、弘前脳卒中センターへ「排痰方法」「拘縮予防の為のポジショニング」の研修へ行ってまいりました。
排痰とは、呼吸の確保の為に気道から痰を出す事です。
研修では自力で排痰が行えない方、嚥下機能が低下している方、肺炎を発症した方、または肺炎発症のリスクが高い方の為には、どのような介助方法があるか学んできました。
簡単に説明すると、仰向けのままだと痰が出にくいので、喉に詰まらない様に側臥位にします。
しかし、何時間も同じ向きのまま寝ていたり、自力で寝返りが行えない方は血行の流れが悪くなり、次第に筋肉が固まってしまいます。また、褥瘡の原因にもなります。
そこで大切なのがポジショニングです。
そのお客様の身体の大きさに合ったクッションなどを使用し、安全で快適に過ごして頂けるようにします。
ベッドと身体の隙間を埋めることで呼吸も身体も楽にすることが出来ますので、とても重要なことです。
少し見えにくいのですが、左が悪い例・右が良い例です。
比べて見ると一目瞭然です!!
左はクッションが全く身体にフィットせず、隙間が空いているのでとても不安定です。
右はクッションが身体全体を面で支えられているので、筋も伸びて楽な姿勢になっております。
右の例のようにクッションを利用すると、拘縮予防にも繋がります。
本日の研修内容を早速職員全員に伝えていき、お客様にとってよりよい環境作りを行なっていこうと思います。
(特養A/F)