皆様こんにちは。こちらは安らかに眠るMリーダー…。。
はい。
説明致します。
今月の2月25日・26日と私とMリーダーにてメンター育成研修なるものに参加して参りました!!
これは後輩をサポートする立場として、自分自身と向き合い、「ぶれない自分像」を作るといったものです。
いわば、なんでも相談にのる相手、という事ですね。
こちらの研修、一般社団法人未来かなえ機構 常任理事・事務局長の安部 白道先生を講師に迎え行いました。
1日目はチャレンジプログラムを2種類、人生100年のライフステージを考える…等今まで見た事も聞いたことも無い様な内容でした。
死について、後輩に聞かれた時どう答えるか…というグループワークも行いました。
こちらは、その際に使用した資料です。
死ミュレーションなるものでして、分かり易く言えば死のシミュレーション。そのままですね。
白道先生は既に自分の棺桶を用意しているのだそうです。
私は正直、あまり自分の死に関する事は深く考えた事はなく、とても新鮮で複雑な気持ちでした。
死とは…という考えた事もない内容に他の参加者の方もかなり頭を悩ませたのではないかと思います。
勿論こちらの死ミュレーション、私達も行いました。
私達は、葬儀の際に流して欲しいBGM、弔辞、棺桶に入れて欲しい物を記載する。と言ったものです。
1日目にこれを決め、2日目に実際に棺桶に入ってもらうという事で、参加者の間に変な緊張感が張り詰めていました。
ですが、1日目終了後に待っていたのは情報交換会!
まずは1日目お疲れ様でしたと空腹の腹を満たします。
今回は柳町センタービル1階にある、「あおもり家」さんで行いました!
張り詰めた緊張感から開放された参加者の方々、とても笑顔の耐えない時間だったと感じました。
白道先生の「明日、棺桶に入ったら泣いちゃう人が出ちゃうかもな~(笑)」の一言に「私かもしれない~」等の声も聞こえていました。
私自身、正直楽しみではありました。普段入る機会なんてありませんし、入れてくれ、とも言えません。
そこで自分は何を感じるのかという興味が沸いていました。
何か感じる事により、今後の後輩の育成に良い影響が出るのなら…という思いが強かったと思います。
2日目が楽しみな私は、大好きなプリンを食べ床につきました。
そして2日目、入棺体験の前にアイスブレイク「トレイン・コモン」なるものを行いました。
これは目隠しをする者としない者がおり、目隠しサイドは発言OK、しない者サイドは発言不可という条件下で誕生日順に整列せよ!
という物です。
私は目隠しをする方だったのですが、開始直後に路頭に迷っていました。
主張しないと誰も手を貸してくれないのですが、どう主張して良いのかわからない。
自分の考えている事がこうも言葉に出てこないというのに悔しさを感じました。結局助けて頂いたのですが、今でもどうしたら良かったのか…という思いが頭の中をくるくる回っています。
その後…ついにその時はやってきます。
そう、入棺体験です。
本物の棺です。
とても重みがあります。かけられていた布はおばあちゃんの家の匂いがし、私に安堵感を与えてくれました。
私達のグループで使用した棺はダンボールで作られた物でした。
これも実際に使われているそうです。
棺を見て一番最初に感じた事は時代の変化。ダンボール製なんて誰が予想したでしょう。
某通販サイトで買い物をした時に送られてくる箱よりも強度が増しているとはいえ…という気持ちでした。
ちなみに入っているのは私です。
蓋を閉められた瞬間、外部との接続が遮断されていくような…そんな気持ちでした。
自分はどこか別の世界に行くのか、孤独なんだろうか、と色々考えました。
しかしその反面楽しみでもあったのですね。
もし自分があの世に行ったら亡くなった祖祖父や大好きだった犬に、もしかしたら会えるのか?等色んな思いがくるくる回っておりました。
やはり「棺に入っても声をかけて欲しい!」という方も多かったように感じます。ええ、勿論私もです。ですが最後は「今までありがとう。あばよ!!」くらいの気持ちで笑顔で送ってもらいたいなというのが正直な気持ちでした。
その後、アフターワークを残し、この研修は終了となりました。
この研修に参加して、自分の「死生観」であったり、「心のものさし」に確実に影響を与えました。
ブレないように…とは意識してはいるものの、はっきりと定義が無い物に関してはやはりブレていたのではと思います。
折角こんな貴重な体験をさせて頂いたので、いつでも相談に乗ってくれる頼れる先輩として後輩を支え、自分の体験した物、経験した物を伝えていきたいです。
勿論、自分の言葉で。
‐終‐